2009年10月12日
インターハイ
テニスメーカーに入社し、最初のインターハイの季節がやってきましたが、テニスメーカーにとっては、ビッグイベントでした。まず、インターハイ(本選)が始まる前が、一仕事で、全国を数名の部員で担当し、都道府県予選の結果をいち早く調べます。そして、都道府県代表高(団体戦)や選手(個人戦)が決まると、その高校へ、自社製品の使用を売り込みに行きます。当然、他メーカーも行きますから、早さとサービスが求められます。団体戦のウエアは超格安で(無料提供もあったような)、個人戦の選手のラケットも同様です。なかには、売り込みの際、選手の練習相手をつとめることもありました。高校生とはいえ、インターハイ出場選手ですから、男子選手は、先輩社員がつとめ、私は女子選手相手でした。ある強豪高(インターハイ上位常連)でのこと、そのNO1女子選手とシングルスの1セットマッチをしましたが、まずミスをしない選手で、また観戦している他の女子選手の視線等(負けたらカッコ悪いなと)気にしつつ、結局タイブレークの末、負けてしまいました。終了後、逃げ出したい気持ちでしたが、それでは仕事にならないので、本人には「強いね、本選でも頑張ってね」と、監督教員には「いい選手ですね」と言って、その場をつくろいました。いや、今思っても、恥ずかしい想い出です。

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